SEOって本当に必要ですか?(中・小規模事業者向け)

SEOイメージ

ウェブサイト制作にさほど馴染みのない方でも意外とご存知の「SEO」という言葉。お客様に「SEO対策ってどうすればよいですか?」と聞かれることも多いですし、ウェブサイト制作業者の中には「SEO対策」を売りにしている事業者も多いようです。とはいえ専門のSEO業者(というのは今は減ってきているのですが)やSEO用のプランというのは馬鹿にできない出費。

しかし、そもそも全ての事業者が予算を割いてまでSEOに力を入れる必要があるのでしょうか? 例えば街の病院、レストラン、工務店などに良くある、5〜10ページ程度の小規模なウェブサイトではどうでしょう。

そもそもSEOって何?

ところでSEOという言葉にどんな印象をお持ちですか?
おおまかに「対策すると検索順位の上の方に来るらしい!」という印象の方が多いようですが、そう単純な話ではありません。

Search Engine Optimization = 検索エンジン最適化。今あるウェブページが検索結果で上位に表示されるようにさまざまなテクニックで調整を加えること
※ちなみに「SEO」に「対策」をつける必要ありません。「頭痛痛い」みたいになってしまいます。

では上位に表示されるというのはどういうことでしょうか?
Googleは検索ワードが入力された時、結果としてそのワードに対し最も正しいと思われる = ユーザーにとって有益である、と判断した結果を表示しようとします。つまりそのWebページが役に立つであるもであると判断されれば上位に表示される可能性が高くなります。

細かな調整より、まずは情報を発信すること

例えば自社でメディア※を持っているような規模のサイトであればともかく、小規模なウェブサイトの場合は、それほどSEOのことを意識する必要はありません。はっきり言ってしまえば月々◯万円で◯◯というキーワードの上位表示を保証します、などのSEOは無駄です。お金をかけるべきはそこではありません。

※【自社メディア=オウンドメディア】 企業紹介のウェブサイトだけでなく、ブログやSNSなどのネット媒体、広報誌などまで含んだ情報発信の手段。

必要なのは「情報発信」です。ウェブサイト自体を充実させるかのが一番ですが、どうしても費用がかけられないのであれば無料のブログサービス、FacebookやTwitterなどのSNSでもまずがよいと思います。載せることも無いし…という方は多いのですが、お客様からよく聞かれること(Q&A)、お客様の声など、ちょっと考える時間があれば発信すべき内容はいくつか浮かぶと思います。

情報を積極的に発信しお客様が見たいと思えるようなサイトにすれば、自然と順位は上がり、集客にもつながって来るはずです。まずは情報発信、SEOはその上で余裕があれば調整を加えることを検討し始めてもよい、というレベルです。

近道は無し。しかし始めればかならず結果は出る

良いサイトを作る、というと漠然としている上にずいぶん気の長い話のように思えるかもしませんが、実際それが真っ当かつ最短の手段です。

なぜなら検索で上位に表示されるというのは、本質的にはユーザーにとって役にたつ情報を提供するということだからです。上位に表示されたいのであれば、今上位にあるページよりも「価値がある」情報を提供する必要があります。

気の長い話とは言いましたが、しっかり続けていけば数ヶ月で効果は出るはずです。特に最近では情報の質の低いページが大量に生産されており、専門家や、現場にいる人たちの声が貴重な情報だからです。

ドーピングは身を滅ぼす

昨年末、小手先のテクニックで役に立たないページを量産していたサイトが著作権侵害や薬事法などの問題でサービス停止に追い込まれた上に、2/3にはGoogleそういったサイトへの対策として、低品質なサイトを上位に表示させないためのアルゴリズム変更を行ったというニュースがありました。

無責任な医療情報、大量生産の闇 その記事、信頼できますか?

その情報は信頼できるのか…? 季節の変わり目のせいか体が不調だ。検索サービスで「咳 止める」を調べてみると、上位3つに“まとめ記事”が表示された。 いずれも、DeNAが運営するキュレーションメディア「WELQ(ウェルク)」の記事だ。

https://www.buzzfeed.com/keigoisashi/

キュレーションメディア“狙い撃ち” Google検索、アルゴリズム変更の狙い

日本のGoogleが、内容の薄いキュレーションメディアを狙い撃ちにするアルゴリズム変更を実施。その背景や、影響を受けるサイトなどについて、SEO専門家の辻正浩さんに聞いた。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1702/03/news099.html

先ほど触れた通り、Googleが行おうとするのは、キーワードに対する適切な検索結果の表示です。もしページの質が低いにもかかわらず上位に表示されているとすれば、Googleが間違っています。そしてページの質をと欺くような手法はGoogleとそのユーザーにとって不利益なので、その間違いはいずれ修正されます。

最低限のSEOは必要。まともな制作会社なら何も言わなくてもやってるはず…

SEO界隈ははっきりいってキナ臭い話も多いので、少々キツめの話になってしまいましたが、結論からすればウェブサイトの規模が小さいのであれば、わざわざ追加料金まで支払ってやるようなことでは無いということです。

SEOには色々あり、例えばまともなHTMLを記述する、ページごとの検索エンジン用の説明文を書く、ページの読み込みが可能な限り早くなるように調整する、などの基本的なことは当然ながら必要です。ただしそれはウェブサイト制作会社がやってあたりまえのことです。(というかこれを別メニューにした場合に一体どういう制作になるのか私には想像がつきません…素人じゃあるまいし)

そういう意味ではちゃんと仕事のできる制作業者を探す、というのはSEOの視点からしても重要だと言えます。